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コンサル転職で評価される経験|営業・企画・IT経験を活かす方法
コンサルタントに興味はあるものの、「これまでコンサルを経験していない自分でも転職できるのだろうか」と不安に感じるご相談いただくことが非常に多いです。
実際の採用では、必ずしもコンサル経験の有無だけではありません。
営業であれば、顧客の話を聞き、課題に合わせて提案してきた経験
企画であれば、課題を整理し、施策を考え、実行まで進めた経験
ITであれば、業務上の要望を整理し、システムとして形にしてきた経験
仕事内容はそれぞれ異なりますが、コンサルタントの仕事と重なる部分は意外と多くあります。
未経験からコンサル転職を考える場合は、「コンサルをやったことがあるか」ではなく、これまでの仕事の中でどのような力を使ってきたかを整理してみることが大切です。
今回は、営業・企画・ITなどの経験がコンサル転職でどのように評価されるのかを紹介します。
未経験者は「職種名」だけで評価されるわけではない
コンサル未経験者の採用では、これまで所属していた会社や職種だけで評価が決まるわけではありません。
同じ営業職でも、実際に担当してきた仕事は人によってかなり違います。
決められた商品を案内する営業
顧客の要望に合わせて提案内容を変える営業
顧客の課題を整理し、複数の商品やサービスを組み合わせて提案する営業
社内の関係部署を巻き込みながら提案を進める営業
職種名が同じでも、求められる判断力や調整力は同じではありません。
企画職やIT職についても同様です。
「企画を担当していました」「システム開発をしていました」という情報だけでは、その人がどこまで自分で考え、どのような役割を担っていたのかまでは見えてきません。
そのため、転職活動では、職種名ではなく仕事の中身まで掘り下げて整理しておく必要があります。
どのような課題があったのか
その中で自分は何を考えたのか
どのような行動を取ったのか
誰と協力して進めたのか
最終的にどのような結果につながったのか
ここまで振り返ることで、自分の経験の中からコンサル転職につながる強みを見つけやすくなります。
営業経験者
営業経験は「顧客の課題を捉える力」として活かせる
営業経験は、コンサルタントの仕事との共通点が比較的多い経験です。
特に、顧客の状況を聞きながら提案内容を組み立ててきた営業経験は、コンサル転職でも活かしやすいでしょう。
顧客へのヒアリング
課題やニーズや課題の整理
提案内容の検討、提案資料の作成
経営層や責任者へのプレゼン
社内調整
受注後のフォロー
こうした業務は、クライアントの状況を把握し、解決策を考えるコンサルタントの仕事にも通じます。
コンサルタントも、クライアントから状況を聞き、課題を整理した上で解決策を考えていきます。
そのため、コンサル転職では「何件受注したか」「売上をどれだけ上げたか」だけでなく、そこに至るまでの仕事の進め方も見られます。
たとえば、「顧客から依頼された商品を提案していました」だけでは、具体的にどのような工夫をしていたのかが分かりません。
一方で、「顧客へのヒアリングを通じて課題を整理し、相談された商品だけでは十分に解決できないと考え、複数のサービスを組み合わせて提案した」と説明できれば、自分なりに課題を捉え、提案を組み立てていたことが伝わります。
営業実績はもちろん評価材料になりますが、その成果をどのように生み出したのかまで説明できると、
より経験の再現性が伝わりやすくなります。
法人営業や経営層への提案経験も強みになる
営業経験の中でも、法人営業や経営層への提案経験は、コンサル転職との相性が良い経験のひとつです。
法人営業では、現場担当者だけでなく、部長や役員、経営者など、立場の異なる人と話をすることがあります。
当然、相手の立場によって気にするポイントも変わります。
現場担当者であれば、「実際に使いやすいか」「業務負担が増えないか」。
管理職であれば、「業務がどの程度改善されるのか」「チームへの影響はどうか」。
経営層であれば、「売上やコストにどのような効果があるのか」「事業にどのようなメリットがあるのか」。
同じサービスを提案する場合でも、誰に説明するかによって伝え方を変える必要があります。
こうした経験は、複数の立場のクライアントと関わりながら仕事を進めるコンサルタントにも生かすことができます。
ただし、面接で「社長に営業していました」というだけでは少し弱いです。
どのような課題について話し、何を提案し、相手の判断をどのように後押ししたのか、
その結果どうなったのかまで整理しておくと、経験の価値が伝わりやすくなります。
企画職経験者
企画経験は「課題を施策に変える力」として活かせる
企画職も、コンサルタントとの親和性が高い仕事のひとつです。
市場や競合を調べ、データを分析し、課題を整理する。その上で施策を考え、社内で提案し、実行まで進める。
こうした一連の流れを経験している方は、コンサルタントの仕事にもつながる部分があります。
企画の仕事では、最初から「これをやればよい」と答えが決まっているとは限りません。
「売上が伸びない」
「業務効率が悪い」
「新しいサービスを作りたい」
「顧客満足度を上げたい」
といった抽象的なテーマからスタートすることもあります。
そこから原因を考え、必要な情報を集め、具体的な施策に落としていく。
この仕事の進め方は、クライアントの課題を整理し、解決策を考えるコンサルタントの仕事とよく似ています。
企画経験を伝える際は、「新規企画を担当していました」という説明だけで終わらせず、
どのような課題から企画が始まり、どのような考え方で施策を作ったのか
まで話せるようにしておくと面接官に価値が伝わりやすいです。
企画は「考えたこと」より、その後の動きも見られる
企画経験者の場合、施策やアイデアを考えた部分に話が偏ってしまうことがあります。
ただ、実際の仕事では、良い企画を作っただけで物事が進むわけではありません。
企画を実現するためには、
予算を確保する
上司や経営層の承認を得る
関係部署と調整する
現場へ説明する
スケジュールを管理する
実施後の結果を確認する
といった動きも必要になります。
コンサルタントも、提案資料を作って終わりではなく、クライアントと一緒に施策の実行やプロジェクトの推進まで担当することがあります。
そのため、「新しい施策を企画しました」だけでなく
「施策を企画した後、営業部門やシステム部門と調整しながら導入を進め、導入後の効果検証まで担当した」
と説明できると、仕事を最後まで動かした経験が伝わります。
IT経験者
IT経験では「業務とシステムをつないだ経験」が活きる
SEや社内SEなどのIT経験から、コンサルタントへキャリアチェンジする方も多くいらっしゃいます。
特にITコンサルタントの場合、
要件定義
システム企画
顧客折衝
プロジェクト管理
ベンダーコントロール
業務分析
システム導入
クラウド移行
といった経験は、そのまま活かせる場面が多くあります。
一方で、ITコンサルへの転職では、技術知識だけで評価が決まるわけではありません。
採用側が知りたいのは、「システムを作ったこと」だけではなく、「なぜそのシステムがや機能必要だったのかを理解して仕事をしていたか」という部分です。
たとえば、要件定義を担当していたとしても、
顧客から言われた要望をそのまま要件として整理していたのか。
業務の背景や課題まで確認した上で、本当に必要な要件を考えていたのか。
この違いによって、経験は大きく変わります。
ITコンサルタントが扱うのはシステムですが、目的はシステムを作ることそのものではありません。
その先にある業務課題をどう解決するかまで考える必要があります。
IT経験者の場合は、技術力だけでなく、「業務を理解し、それをITに落とし込んだ経験」がないか振り返ってみるとよいでしょう。
全職種共通
プロジェクトを前に進めた経験も評価されやすい
営業・企画・ITのどの職種にも共通して活かしやすいのが、周囲と協力しながらプロジェクトを進めた経験です。
コンサルタントは、複数の関係者と協力しながら仕事を進める場面が多く、一人で考えて完結する仕事ではありません。
複数部署が関わるプロジェクトを進めた
スケジュールや課題を管理した
関係者の意見を整理した
トラブルが起きた際に対応方針を考えた
チームメンバーの役割を整理した
経営層への報告を担当した
このような経験は、「プロジェクトマネージャー」という役職についている必要はありません。
役職がなくても、関係者を調整したり、進捗を確認したり、問題を整理して解決に向けて動いた経験があれば、十分にアピール材料になります。
むしろ面接では、役職よりも「自分がどの立場で、何を担っていたのか」を具体的に説明できるかがポイントになります。
数字に加えて「なぜその成果が出たのか」を説明する
コンサルに限らず転職活動では、成果を数字で示すと実績が伝わりやすくなります。
たとえば、
売上120%達成
コスト20%削減
作業時間を30%短縮
プロジェクトを予定通り完了
といった実績は、成果をイメージしてもらう上で有効です。
ただし、数字だけを並べても、その人がどのような工夫をしたのかまでは分かりません。
コンサル転職では、
「なぜ売上を伸ばせたのか」
「どの業務を変えたことでコストが下がったのか」
「なぜ作業時間を短縮できたのか」
「プロジェクトではどのような問題があり、どう対応したのか」
といった部分まで聞かれることがあります。
採用側が確認したいのは、結果だけではなく、
「同じような状況に置かれたとき、別の環境でも成果を出せそうか。」
再現性を確認しています。
そのため、職務経歴を振り返るときは、数字と合わせて「課題・自分の行動・結果」の流れを整理しておくと説明しやすくなります。
経験を無理に「コンサルっぽく」見せる必要はない
コンサル転職を意識しすぎると、これまでの仕事を難しい言葉に言い換えたくなることがあります。。
しかし、無理に難しい言葉へ置き換える必要はありません。
営業を「顧客の経営課題に対するソリューション提供」、社内調整を「ステークホルダーマネジメント」と表現すること自体が悪いわけではありません。
ただ、言葉だけが立派でも、実際に何をしていたのかが分からなければ意味がありません。
それよりも、
どんな状況で、何を課題と考え、自分がどう動き、誰を巻き込み、最終的にどうなったのか。
そのまま自分の言葉で説明した方が、むしろ伝わることもあります。
未経験だからこそ、無理にコンサルタントらしく見せる必要はありません。
まずはこれまでの仕事を具体的に振り返ることから始めてみましょう。
おわりに
未経験からコンサル転職を目指す場合も、これまでの職種だけで可能性が決まるわけではありません。
営業であれば、顧客の話を聞き、課題に合わせた提案をしてきた経験。
企画であれば、課題を整理し、施策を考え、実行まで進めた経験。
ITであれば、業務を理解した上でシステムへ落とし込み、プロジェクトを動かした経験。
それぞれの仕事の中に、コンサルタントの仕事につながる経験があります。
まずは「自分は何の仕事をしてきたか」ではなく、「その仕事の中で何を考え、どんな役割を担ってきたか」という視点で振り返ってみてください。
特に、
「課題を見つけた経験」
「解決方法を考えた経験」
「周囲を巻き込みながら進めた経験」
を探していくと、コンサル転職でアピールできる材料が見つかることがあります。
「コンサル未経験だからアピールできる経験がない」と考える必要はありません。
これまで当たり前にやってきた仕事の中に、まだ自分では強みだと認識していない経験が隠れている可能性もあります。
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