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向いている仕事の考え方|好き嫌いだけで判断しない方法
転職活動を始めると、「自分に向いている仕事は何だろう」と考えることがあります。
今の仕事が合っていない気がする。
もっと自分に向いている仕事がある気がする。
好きなことを仕事にした方がよいのではないか。
そう感じる方も多いのではないでしょうか。
もちろん、興味を持てる仕事を選ぶことは大切です。
ただし、「好きかどうか」だけで仕事を選ぶと、入社後に思っていたものと違ったと感じることがあります。
向いている仕事は、好きな仕事と必ずしも同じではありません。
今回は、向いている仕事を考えるときに見たいポイントについて解説いたします。
向いている仕事は、好きな仕事とは限らない
好きなことを仕事にしたいと考えるのは自然なことです。
ただ、仕事には、好きな作業だけでなく、責任や成果、周囲との調整も伴います。
たとえば、人と話すことが好きだから営業が向いているとは限りません。
営業では、目標達成、顧客対応、提案準備、数字管理、断られた後の立て直しなども必要です。
文章を書くことが好きだから、企画やマーケティングが向いているとも限りません。
実際には、データ分析、社内調整、改善提案、納期管理なども求められます。
好きなことは、仕事選びの大事なヒントです。
ですが、それだけで判断すると、仕事の一部だけを見て選んでしまうことがあります。
向いている仕事を考えるときは、好きかどうかに加えて、どのような役割なら力を発揮しやすいかを見ることが大切です。
過去に評価された経験を見る
向いている仕事を考えるときに、まず見たいのは「過去に評価された経験」です。
自分では当たり前だと思っていたことが、周囲から見ると強みになっていることがあります。
説明が分かりやすいと言われた
調整が上手いと言われた
細かい確認を任されることが多かった
初対面の人とも関係を作るのが早かった
トラブル時に落ち着いて対応できた
数字や資料を整理するのが得意だった
こうした経験は、向いている仕事を考える手がかりになります。
大切なのは、「好きだったか」だけではなく、「自然にできていたか」「周囲から評価されていたか」を見ることです。
自分では特別なことをしているつもりがなくても、仕事ではその力が評価されることがあります。
苦手ではない仕事も大事なヒントになる
向いている仕事を考えるとき、多くの人は「やりたいこと」を探そうとします。
もちろん、やりたいことが明確であれば、それは大切にすべきです。
ただ、転職活動では、やりたいことがはっきりしていない人も少なくありません。
その場合は、「苦手ではないこと」から考えるのも有効です。
人と話すことに抵抗がない
数字を見ることが苦ではない
細かい作業を続けられる
初めてのことを調べながら進められる
複数の関係者と調整することが苦ではない
期限を守って進めることが得意
こうした要素は、仕事を続ける上でとても重要です。
仕事は、毎日の積み重ねです。
一時的に興味があることよりも、無理なく続けられることの方が、結果的に成果につながる場合もあります。
「好きではないけれど、苦ではない」
「派手ではないけれど、周りより少し得意」
こうした部分に、向いている仕事のヒントが隠れていることがあります。
仕事内容ではなく、求められる役割を見る
仕事を選ぶときは、職種名や仕事内容だけで判断しがちです。
営業
企画
マーケティング
人事
コンサルタント
事務
エンジニア
ただ、同じ職種でも、会社やポジションによって求められる役割は大きく違います。
営業でも
新規開拓が中心
既存顧客の深耕が中心
代理店を管理する
経営層に提案する
店舗で接客する
オンラインで商談する
など、必要な力は変わります。
企画職でも、
アイデアを出す仕事
データを分析する仕事
社内を調整する仕事
プロジェクトを進行する仕事
経営層に提案する仕事
では、日々の動き方が違います。
向いている仕事を考えるときは、「職種名」ではなく「役割」で見ることが大切です。
自分は、前に出て提案する役割が合うのか。
裏側で整理し、仕組みを作る役割が合うのか。
人を巻き込んで進める役割が合うのか。
決まった手順を正確に進める役割が合うのか。
役割まで分けて考えると、仕事選びの精度が上がります。
向いていない仕事のサインも見る
向いている仕事を考えるには、向いていない仕事のサインを見ることも大切です。
たとえば、
常に強いストレスを感じていた
評価される行動が自分に合わなかった
頑張っても成果につながりにくかった
周囲と同じやり方をすることが苦痛だった
仕事の進め方に違和感が大きかった
成長している実感よりも消耗感が強かった
こうした経験がある場合、その仕事そのものではなく、求められる役割や環境が合っていなかった可能性があります。
ただし、一度うまくいかなかったからといって、その職種全体が向いていないと決めつける必要はありません。
営業で苦労したとしても、新規開拓が合わなかっただけで、既存顧客対応やカスタマーサクセスには向いている場合もあります。
事務職が合わなかったとしても、単純作業が合わなかっただけで、業務改善や進行管理には向いている場合もあります。
向いていないと感じた経験は、職種名で切り捨てるのではなく、
何が合わなかったのかを具体的に分解することが大切です。
他人の評価も参考にする
自分に向いている仕事は、自分だけでは見えにくいことがあります。
なぜなら、自分にとって自然にできることほど、強みとして認識しづらいからです。そのため、過去の上司や同僚、友人から言われたことを思い出してみるのも有効です。
たとえば、
「説明が分かりやすい」
「人の話を聞くのが上手い」
「細かいところによく気づく」
「最後までやり切る」
「場を整理するのが得意」
「初対面でも安心感がある」
こうした言葉は、仕事選びのヒントになります。
もちろん、他人の評価だけで転職先を決める必要はありません。
ただ、自分では見落としていた強みを知るきっかけにはなります。
向いている仕事は、自分の内側だけで考えるよりも、過去の評価や実績から客観的に見る方が見つけやすくなります。
おわりに
向いている仕事は、好きな仕事と同じとは限りません。
好きかどうかは大切です。
ただ、それだけで判断すると、仕事内容の一部だけを見てしまうことがあります。
大切なのは、過去に評価されたこと、無理なく続けられること、求められる役割に自分の強みが合っているかを見ることです。
職種名ではなく、役割で考える。
好きなことだけでなく、苦ではないことも見る。
うまくいかなかった経験も、何が合わなかったのかを分解する。
そうすることで、自分に合う仕事の見え方は変わっていきます。
向いている仕事は、突然見つかるものではありません。
これまでの経験を整理しながら、自分が力を発揮しやすい環境を見つけていくことが大切です。
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