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未経験が減った?増えた?|コンサル市場のポテンシャル採用のリアル
「コンサルは未経験でも入れるって聞いた」
「いや、最近は経験者ばっかりって聞く」
——どちらも、正しいです。2026年のコンサル市場は、「未経験採用」が消えたわけではない一方で、「誰でも採用する」は減ってきています。今日はその「ねじれ」の正体を、できるだけ現場の感覚に近い言葉で整理します。
未経験は「減った」のではなく「型が変わった」
未経験採用がゼロになったわけではありません。
ただし以前のような「人が足りないから、とにかく若手を入れる」は弱まり、伸びしろ採用が、より条件付きになった。これが体感のブレを生みます。
採用動向の見立てとしても「総数は底堅いが、誰でも採る拡大局面ではない」という整理が出ています。
なぜ「条件付き」になったのか
理由はざっくり3つあります。
1)企業側が「即戦力」をより求める構造
日本全体で中途採用の需要が高止まりするなか、企業は「すぐに戦力化できる人」へ寄りやすい。中途採用需要が高水準という調査も出ています。
コンサルも例外ではなく、受注はあっても現場の詰まりは「現場を回せる人が足りない」に寄るので、自然と経験者が厚くなります。
2)コンサル業務が「実装寄り」に寄った
DXや業務変革の「構想だけ」ではなく、実装・定着・ガバナンスまで踏み込む案件が増え、未経験でも「自走できる人」ではないと通りにくくなった。国内デジタル/コンサル市場の成長見立ても継続しており、需要の中心が「やり切り系」に寄るのは自然です。
3)AIで「ジュニア層の仕事」が一部置き換わってきている
ここは誤解が生まれやすいポイント。
AIが入ると、下流の資料作成・整理タスクが効率化され、「ジュニアを大量に入れて積ませる」構造が揺れる。
海外では、AIによる生産性の影響や採用の調整がニュースとして語られることもあります。
ただし一方で、ジュニア育成を維持する姿勢を示す例もあり、「AI=若手不要」と単純化はできません。
結局、未経験は増えている?減っている?
体感としては
入口(未経験OK枠)は残っている
ただし入口の「形」が変わった(=何を未経験とみなすかが厳しくなった)
具体的には、いわゆる「完全な職種未経験」よりも、「隣接領域の経験者(ポテンシャル)」の採用が盛んとなっています。
例)
事業会社:企画・業務改革・PM/PMO・情シス・データ活用
SI/IT:要件定義・上流・顧客折衝・プロジェクト推進
金融:法人営業×財務・与信・M&A周辺
特定業界のドメイン:公共、製造、医療、エネルギー etc.
つまり「未経験OK」は残っているけど、実態は経験の翻訳ができる人OKに近づいています。
ポテンシャル採用で見られる3つの現実
ここからがリアルです。未経験枠で通る人は、だいたいこの3点を満たしています。
1)成果より「運び方」が説明できる
何をやったかより、どう詰まりをほどいて前に進めたか。
関係者調整、優先順位、意思決定の取り方。ここが言語化できる人は強い。
2)学習の速さが「証拠」で出せる
「勉強します」ではなく、何を/いつまでに/どう使うかまで言える人が勝ちます。
3)配属の当たり外れに耐える「基礎体力」がある
市場が拡大しても、現場は常に忙しい。だから「上手くいかない前提でも折れずに改善する」人が通る。
(この観点は、若手よりむしろ社会人基礎力がある人が強く見えてきます)
おわりに
未経験が「増えた」「減った」の議論は、実は表面の話です。
本質は、ポテンシャル採用の「定義」が変わったこと。
採る側は未経験でも欲しい。でも未経験のままでは困る。だから、未経験枠は「翻訳できる経験」を持つ人に寄っていく。2026年のリアルは、この一点に尽きます。
次にコンサルを狙うなら、未経験かどうかよりも、自分の経験はどの案件で、どう使えるかを自分の言葉でわかりやすく伝えられるか。市場はまだ動いています。椅子はある。ただ、座り方が変わっただけです。
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